たちばな四季亭

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一千三百年の歴史を誇る名湯山代温泉の湯の曲輪にあって、明治元年より変わらぬおもてなしのこころが息づく宿。

総湯をまさにぐるりと取り囲むようにして宿が建ち、街並みがつくられた山代温泉。

このように湯を囲む湯の側の意味から、総湯周辺を「湯の曲輪」と呼ぶようになったのです。

山代温泉の歴史

山代の いで湯に遊ぶ楽しさは たとえて言えば 古九谷の青与謝野 晶子
夢もおぼろな山代温泉泉 鏡花
洗心館

芸術家たちが愛した山代温泉

千三百年の歴史をもつ名湯・山代温泉は、
霊峰白山を望む美しい自然とこまやかな人情にあふれた魅力ある温泉地です。

歌人与謝野晶子が愛し、粋人であり芸術家の
北大路魯山人をも魅了した山代温泉。

紅殻格子のたたずまいや、灯篭が並ぶ街並みは、
温泉情緒をいっそうひきたててくれます。

ひらがなのおもてなし

“ひらがな”のおもてなし

当館の基本コンセプト「ひらがなのおもてなし」は、
ひらがなからうける印象の、柔らかさと優しさから
意を得たもの。
床の桐が持つ天然の温もり、お客様をあたたかくつつみこんでおもてなしさせていただく「こころ」を意味しています。

また、ひらがなは山代の地に深い縁があることを
ご存知でしょうか。
その縁とは、約一千年前の薬王院住職であった
明覚上人が我が国の「五十音図の創始者」といわれていること。
いまも当館目前の行基上人に由来する薬王院より
「あいうえおの小径」を人々がそぞろ歩く様子が見えます。